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ホワイト逝く

皇帝戦士ビッグバンベイダーが亡くなりました。
余命宣告を受けてからも日本のリングに上がるなど、きっと病をビッグバンクラッシュしてくれるものと思いましたが、やはり皇帝戦士をしても生身の人間ということでしょうか。
アメフトからプロレス入りしたベイダーが日本に登場したのはビートたけし率いるTPGの大型マスクマンとしてマサ斎藤が無理矢理猪木と対戦させ大暴動を起こした1987年年末の両国大会です。メインは猪木vs長州の一騎打ちだったので、ファンが怒るのも無理はありません。しかも短時間でフォール負け。この一戦を観客に「どーですか?お客さん!」と訴えかけてしまったのですが、恐らくそれまでは何をやってもついてきたファンが、初めて猪木を受け入れなかった事件だったのではないでしょうか。物が投げ込まれ、「やーめーろっ、やーめーろっ!」コールも起きた大会でした。
ベーダーは甲冑にマスク姿でしたが、試合中にマスクを取ってしまい、それまでの新日でしたら誰もが知っている大物ガイジンや全日本から引き抜いた選手だったり、「うぉ~っ!〇〇だ!」という流れでしたが、誰も知らないレスラーなので観客も戸惑った感もありました。ただそのデカさと技の説得力はタダ者ではないと悟るに十分なインパクトで、「どうせ猪木とやるなら今日じゃなくて良かったのになぉ」と感じていたファンも多かったのではないかと思います。
また新日と全日のドーム決戦では新日代表としてあの不沈艦スタンハンセンと壮絶な試合をしました。勝てはしませんでしたが明らかに押していたので新日ファンの溜飲をさげました。
その後他団体に移籍してから引退間近の猪木とドームで一騎打ちを戦いましたが、物凄いジャーマンを放ち「猪木が死んじゃうよ~」っていうほど鮮烈な印象を残したり、もしかしたら史上最重量でムーンサルトを敢行した名レスラーでした。
あ~ぁ、懐かしい…(T_T)
心からご冥福をお祈り申し上げますm(__)m。

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