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50年に一度

サッカーW杯が終わりました。イヤ日本が負けただけで終わってはいませんでした(^_^ゞ。西野監督が辞意を表明したり、本田、長谷部が代表を引退宣言したりとまだ余韻が残っていましたが、終わったとたん話題は大きく変わってきました。
あの死刑囚がとうとう死刑執行されたり、落語界の大物歌丸さんがお亡くなりになったり、海外では洞窟の奥地に入った子供たちの無事が確認されたり、イギリス興行でオカダが負けたり「鈴木軍イチバ~ン!」で締めたり…色々と食いつくネタが多かったのですが、やはり西日本の豪雨ですね…。
過去も局所的に大きな被害を受けたことはありますが、ここまで広範囲に被害が広がったことは記憶にありません。被害者も100数十人に上ってしまいました。地理学者JTとしては、過去何度となく大雨被害についてやるせない気持ちを書きしたためてきましたが、今回の被害の大きさには今までになく心を痛めております。
ここ数年、毎年のように、イヤ毎月のように「50年に一度の大雨」という表現を聞きます。去年そうだったとしたら「1年に一度」と言ってもよさそうですが、実は調べてみると50年に1回、という意味ではありませんでした。
『平成3年以降の観測データを用いて、50年に一回程度の頻度で発生すると推定される降水量及び土壌雨量指数の値「50年に一度の値」を求め、これを大雨特別警報に用いています』
ということです(出典:気象庁 気象等の特別警報の指標)。
なので毎年言われてもおかしくありませんし、長崎県壱岐では週に2回言われたこともありました。要は50年間で一番の降水という訳ではないのです。
因みに50年に一度の値は各市町村にかかる5㎞格子の48時間降水量、3時間降水量、土壌雨量指数の50年に一度の値の平均値を取って決めています。なので降水量が少ない地域と多い地域では、50年に一度の…値は変わってしまうのです。

そんなJTは小雨降る日のとある駅構内で、記憶にないくらい久しぶりにすっ転びました(+_+)。瞬時に立ち上がったこともあり誰にも心配されませんでしたが、ある意味「50年に一度」ということになるんでしょうか…(^_^;)。
ということで、サッカーW杯は約50年振りにイングランドが優勝するかもしれません(^^)v。

改めましてお亡くなりになった皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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