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世界のヨコオタ永遠なれ

今日は大学時代の先生の葬儀でした。

JTの専攻は地理学ですが、同級生が9人しかおらずゼミが4つもあるので皆3つゼミを取っていました(^_^;)。他の専攻や他の大学は通常1つですし、大きな大学だとゼミに入れない学生もいるようなので、贅沢なんですかね(~_~;)。地理科は実験もあるし、授業も一限(懐かしい!いわゆる一時間目です)もほぼ埋まり、土曜日も午前一杯授業が入ります。他の科は一限は週に1、2コマ、土曜日はお休みなのに…(>_<)。

ということで人一倍お勉強に明け暮れた学生生活でした(^_^)v。

ゼミは「地形学」「気候学」「人文地理学」「都市地理学」があり、JTは地形学以外のゼミを取り、都市地理学で卒論を書いたのですが、その取っていない地形学の教授(当時)の太田陽子先生が先月末お亡くなりになりました。享年95歳なので大往生と言えると思いますが、直前までお元気だったそうなので近しい方はショックだったと思います。

実は太田先生は活断層や変動地形学では世界的な権威で、日本国内はもちろん大地震の多い台湾やニュージーランドでもフィールドワーク(現地調査)を高齢になるまで続けられていたそうです。

JTは学生時代に佐渡・新潟巡検に参加しました。授業の一環で1週間位フィールドワークをする地形学版です。後に震災の来る新潟の小地谷あたりの断層も行きましたが、その時の太田先生の思い出を触れておきます。

当時20代前半のJTら学生より明らかにお元気な太田先生は、露頭をスタスタと上ります。あっ、露頭というのは迷うところ…ではなく(^_-)、地層があらわになった崖ですが、要は垂直ではないまでも切り立った足場の悪い場所にヘロヘロになった学生を来させて、そこで説明をはじめます。「メモ取りなさいじ」と言うのですが、そもそも崖に寄っかかるような体勢で、しかも…土砂降り(*_*)。傘さして崖に寄りかかってフィールドノートを出して…傘を諦めメモを取ろうとするのですが、雨で濡れたノートには字は書けずに溝ができるだけ…(T_T)。思わず「メモ書けませ~ん!」と言ったような記憶が…。

人文地理が得意なJTは地形学や気候学は苦手でした。因みに地質学や気象学は地理ではなく地学なんですけど…分かりますか!?

ただ世の中に出て色々な場所に旅行に行き、自然の景色を見ると、「あっ、ここは昔平地で隆起したのかな?」とか「何だかこの景色っておかしいな」と一般人とは別の視点で見てしまい勝ちなので、もうちょっと地形学をちゃんと勉強した方が楽しめたかなと思いました。

ゼミ生以外で参列したのはJTだけだった感じですが、偉大なYOKO OTA先生の最期に立ち会えてよかったです。

故人の功績を称えJTブログでは珍しく実名で書いておきました。

ご冥福お祈り申し上げますm(_ _)m。





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