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アリ追悼

あのモハメッド・アリが亡くなりました。40年前の6月26日に猪木と格闘技世界一決定戦で全世界注目の一戦を戦い、同日を「世界格闘技の日」と制定されたばかりの訃報となりました。…といっても認定者は「(社)日本記念日協会」だそうですが(^_^;)。
40年前のその日は土曜日のお昼過ぎでした。当時まだ小学生だったJTは毎週土曜日は器楽合奏のクラブ活動の日です。もちろん生中継を見ようか悩みましたがクラブ活動を優先にしたのでした(今ならもちろん…)。
試合はご承知の通りの展開で世界中から批判浴び、しかも利益の殆どをアリ側に持っていかれ、更に莫大な借金を抱えました。ルールについてはプロレスの殆どの技や動きを禁止したり制限され、その結果があの体勢から“アリキック”を放つしかなかったのです。
要はアリ側は本気で受ける気はなく、猪木が断ると思っていたわけですが、それを全て猪木が飲んだので“あっせった”に違いありません。
ルールもがんじがらめ、莫大なファイトマネーの要求、莫大な負債、世界中の批判…踏んだり蹴ったりで憎き百倍のはずが、その後に友情が芽生えあの「炎のファイター」を譲り受けました。残念ながら再戦はありませんでしたが後々の格闘技ブームの頃に見返すと、凄まじい緊張感のある名勝負と称賛されました。
猪木をして友情が芽生えたのも、何年も経ってから評価されたのもアリだからだったのではないでしょうか。
引退後はパーキンソン病を患いながらもアトランタ五輪の聖火ランナーとして全世界に勇姿を見せましたが、1998年の猪木引退試合にも来日し花を添えました。あの時の微笑みは忘れられません。

もうこんなボクサーは現れないでしょうね…ご冥福をお祈り申し上げます。
合掌。

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