17.6.3 代々木第二大会
スーパージュニアの季節がやってきた。例年観戦を見送ることが多かったが、急遽行くことにした。通常であればできるだけいい席を求めてチケット扱い店をハシゴするところであるが、一発目の書泉グランデで一番安い席ながら、正面寄りの角度であったため即決した。それが5月29日である。
…あぁ、やっぱりまだチケットがあるんだなぁ~。
後楽園ホールより大きいハコの代々木第二である。優勝決定戦とはいえジュニアの限界なのか…。
ところが超満員札止めである(3,454人)。
参加メンバーは厳選された世界のトップジュニア戦士だ。都内ならこのハコであれば札止めにできるのだ。まだ両国満員までは行かないまでも、これは選手も関係者にも嬉しい実績になったのであろう。
が、こともあろうにマスコミの注目度の低さはかなりひどいものだった。土曜日開催ということで翌日は東スポはお休み。そんなときは日刊スポーツとデイリースポーツと昔から決まっている。デイリーは予想通り中程のページの片隅に白黒写真でチラッと紹介。ところが日刊は
「75歳ドリー、まさかの弟子妨害に怒り相手セコンド」
…というどーでもいい記事だけで(ドリーは健在です!)、結果すら載っていなかった…。ネットでも…。
これは断固抗議すべきであるが(誰かしていないかな?!)、そもそもそんな扱われ方になっていた事実をどう受け止めるか。まだまだヘビー級との差は大きいといえよう。
また、第6試合では人気の田口ジャパン軍vsL.I.J軍のタッグマッチ。超満員の代々木で「たぐち~ぃ、ジャパン!」か「デ、ハッポン!」の大合唱が期待され、試合も一進一退の好勝負だったがL.I.Jの勝利。まだあと2試合あるからマイクはやっぱり自粛かな…と心配されたが内藤がマイクアピールを始めた。よしっ!「デ、ハッポン!」だ、とその時を待つファンの中に負傷欠場中の棚橋が登場した。翌週の大阪城ホール決戦へ向けての舌戦を展開したが、エースとはいえ人気者内藤推しの館内からはブーイングが飛んだ。
そしてメインの優勝決定戦。恐らくジュニア世界最高水準の内容だったのではないか。優勝したKUSHIDAは調子に乗って?館内のファンにウェーブを促し悦に浸っていたが、その昔ドームでウェーブをやった経験のあるミドル~オールドファンは懐かしかったし、最近のファンは少々驚いたかもしれない。ただ選手に先導されてのウェーブというのも…。
王者ヒロムは大阪城ホールでの次期挑戦者に決勝にコマを進めたオスプレイを指名した。BOSJは挑戦者決定戦ではない、という理念と今年のビッグマッチで連敗(東京ドーム、4月両国)したKUSHIDAには挑戦資格がない、というのが王者の主張だ。だが内藤同様、王者の意向を無視したように優勝者KUSHIDAの挑戦が決まった。
まぁ、プロレスは流れが重要なので〝そういうもん”だ。
【第1試合】海野、〇岡、永田vs●八木、北村、中西:デビュー間もない海野レフェリーの息子の海野と八木が登場したオープニングマッチは北村&中西のWアルゼンチンを披露するが、岡のアバランシュホールドからの逆エビで八木ギブアップ。
【第2試合】●川人、天山、真壁vs邪道、矢野、〇石井:ヤングライオンにして第2試合に昇格した川人が張り切り声援を集めるが、このメンバーでは厳しい。スワンダイブで意地を見せるが石井のラリアットに轟沈。
【第3試合】〇ボラドール、タイガー、ライガーvs●TAKA、デスペラード、金丸:今年でBOSJを卒業するライガーのBOSJラストマッチ。ロメロスペシャルを披露した。ひと際動きがいいマスクマンのボラドールはコーナートップから豪快にスパニッシュフライで激勝。試合後マスクを脱いだ。
【第4試合】ACH、●フィンレー、ハンソン、ロウvs〇髙橋、ファレ、ロア、トンガ:裕次郎ガールを引き連れBULLET軍登場。ウォーマシンはすっかり〝いいもの”王者でファイト内容も観客を楽しませるが、フィンレーがピンプジュースに捕まり高橋勝利ゲット。
【第5試合】〇YOSHI-HASHI、後藤vs●タイチ、鈴木:大阪城でタイトル戦の前哨戦。鈴木軍は得意な反則攻撃で優位に進めるがセコンド金丸のウイスキー噴射が誤爆し必殺カルマでタイチを料理。最近のヨッシーは頼もしい。
【第6試合】リー、リコシェ、田口、ジュース、●小島vsヒロム、BUSHI、EVIL、SANADA、〇内藤:人気ユニット同士のタッグ戦。背番号69のジャージで整列する田口ジャパンにインターコンチベルトを投げつけるや田口監督がスライディングキャッチ。試合は連携で勝るL.I.Jが唯一のヘビー級戦士の小島をディスティーノ葬。小島は助監督解任!
【第7試合】●外道、オカダvs〇スカル、オメガ:大阪城の前哨戦。スタートはオカダとオメガ。序盤から片翼の天使やレインメーカーを狙っていく。BULLET傘を持ち込んだスカルは鳥のような踊りを見せながら独特な動きで攻める。スカルのピンチを救ったのはオメガが差し出したBULLET傘。レインメーカーも傘を開いて防御する。最後はクロスフェース・チキンウイングで外道を捕獲。
【第8試合】BOSJ24優勝決定戦 〇KUSHIDAvsオスプレイ:前年覇者のオスプレイの連覇を阻止したい前々年覇者のKUSIDA。空中戦、関節技、投げ技にグーパンチまで互角に繰り出すスピーディな一進一退の攻防。オスプレイは顔面キック等えげつなく攻めるがオスカッターは封じられる。最後はコーナーから雪崩式、直後に正調のバックトゥーザフューチャーを放ち30分近い激闘に幕。涙のオスプレイとハグするや惜しみない拍手が起こった。
試合後のセレモニーでは解説席にいたライガーもリングへ上がり健闘を称え合った。
以上
…あぁ、やっぱりまだチケットがあるんだなぁ~。
後楽園ホールより大きいハコの代々木第二である。優勝決定戦とはいえジュニアの限界なのか…。
ところが超満員札止めである(3,454人)。
参加メンバーは厳選された世界のトップジュニア戦士だ。都内ならこのハコであれば札止めにできるのだ。まだ両国満員までは行かないまでも、これは選手も関係者にも嬉しい実績になったのであろう。
が、こともあろうにマスコミの注目度の低さはかなりひどいものだった。土曜日開催ということで翌日は東スポはお休み。そんなときは日刊スポーツとデイリースポーツと昔から決まっている。デイリーは予想通り中程のページの片隅に白黒写真でチラッと紹介。ところが日刊は
「75歳ドリー、まさかの弟子妨害に怒り相手セコンド」
…というどーでもいい記事だけで(ドリーは健在です!)、結果すら載っていなかった…。ネットでも…。
これは断固抗議すべきであるが(誰かしていないかな?!)、そもそもそんな扱われ方になっていた事実をどう受け止めるか。まだまだヘビー級との差は大きいといえよう。
また、第6試合では人気の田口ジャパン軍vsL.I.J軍のタッグマッチ。超満員の代々木で「たぐち~ぃ、ジャパン!」か「デ、ハッポン!」の大合唱が期待され、試合も一進一退の好勝負だったがL.I.Jの勝利。まだあと2試合あるからマイクはやっぱり自粛かな…と心配されたが内藤がマイクアピールを始めた。よしっ!「デ、ハッポン!」だ、とその時を待つファンの中に負傷欠場中の棚橋が登場した。翌週の大阪城ホール決戦へ向けての舌戦を展開したが、エースとはいえ人気者内藤推しの館内からはブーイングが飛んだ。
そしてメインの優勝決定戦。恐らくジュニア世界最高水準の内容だったのではないか。優勝したKUSHIDAは調子に乗って?館内のファンにウェーブを促し悦に浸っていたが、その昔ドームでウェーブをやった経験のあるミドル~オールドファンは懐かしかったし、最近のファンは少々驚いたかもしれない。ただ選手に先導されてのウェーブというのも…。
王者ヒロムは大阪城ホールでの次期挑戦者に決勝にコマを進めたオスプレイを指名した。BOSJは挑戦者決定戦ではない、という理念と今年のビッグマッチで連敗(東京ドーム、4月両国)したKUSHIDAには挑戦資格がない、というのが王者の主張だ。だが内藤同様、王者の意向を無視したように優勝者KUSHIDAの挑戦が決まった。
まぁ、プロレスは流れが重要なので〝そういうもん”だ。
【第1試合】海野、〇岡、永田vs●八木、北村、中西:デビュー間もない海野レフェリーの息子の海野と八木が登場したオープニングマッチは北村&中西のWアルゼンチンを披露するが、岡のアバランシュホールドからの逆エビで八木ギブアップ。
【第2試合】●川人、天山、真壁vs邪道、矢野、〇石井:ヤングライオンにして第2試合に昇格した川人が張り切り声援を集めるが、このメンバーでは厳しい。スワンダイブで意地を見せるが石井のラリアットに轟沈。
【第3試合】〇ボラドール、タイガー、ライガーvs●TAKA、デスペラード、金丸:今年でBOSJを卒業するライガーのBOSJラストマッチ。ロメロスペシャルを披露した。ひと際動きがいいマスクマンのボラドールはコーナートップから豪快にスパニッシュフライで激勝。試合後マスクを脱いだ。
【第4試合】ACH、●フィンレー、ハンソン、ロウvs〇髙橋、ファレ、ロア、トンガ:裕次郎ガールを引き連れBULLET軍登場。ウォーマシンはすっかり〝いいもの”王者でファイト内容も観客を楽しませるが、フィンレーがピンプジュースに捕まり高橋勝利ゲット。
【第5試合】〇YOSHI-HASHI、後藤vs●タイチ、鈴木:大阪城でタイトル戦の前哨戦。鈴木軍は得意な反則攻撃で優位に進めるがセコンド金丸のウイスキー噴射が誤爆し必殺カルマでタイチを料理。最近のヨッシーは頼もしい。
【第6試合】リー、リコシェ、田口、ジュース、●小島vsヒロム、BUSHI、EVIL、SANADA、〇内藤:人気ユニット同士のタッグ戦。背番号69のジャージで整列する田口ジャパンにインターコンチベルトを投げつけるや田口監督がスライディングキャッチ。試合は連携で勝るL.I.Jが唯一のヘビー級戦士の小島をディスティーノ葬。小島は助監督解任!
【第7試合】●外道、オカダvs〇スカル、オメガ:大阪城の前哨戦。スタートはオカダとオメガ。序盤から片翼の天使やレインメーカーを狙っていく。BULLET傘を持ち込んだスカルは鳥のような踊りを見せながら独特な動きで攻める。スカルのピンチを救ったのはオメガが差し出したBULLET傘。レインメーカーも傘を開いて防御する。最後はクロスフェース・チキンウイングで外道を捕獲。
【第8試合】BOSJ24優勝決定戦 〇KUSHIDAvsオスプレイ:前年覇者のオスプレイの連覇を阻止したい前々年覇者のKUSIDA。空中戦、関節技、投げ技にグーパンチまで互角に繰り出すスピーディな一進一退の攻防。オスプレイは顔面キック等えげつなく攻めるがオスカッターは封じられる。最後はコーナーから雪崩式、直後に正調のバックトゥーザフューチャーを放ち30分近い激闘に幕。涙のオスプレイとハグするや惜しみない拍手が起こった。
試合後のセレモニーでは解説席にいたライガーもリングへ上がり健闘を称え合った。
以上