12.8 G1 観戦記

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2012.8 G1 CLIMAX 22  ~The One And Only~

“日本の夏、G1の夏”
すっかり定着したこのフレーズ。今回はかなりの宣伝広告費を費やしてPRしたという。山手線にも広告出して…見ませんでしたが(笑)。
しかし時期が悪い。もろにロンドン五輪期間とバッティングだ。
今回の五輪は金メダルが7個に終わった。そのうちレスリングが4個、ボクシング、柔道各1個と殆どが“格闘技系”種目での獲得である。やはり日本は格闘技王国なのか…。イヤイヤ、ボクシングは48年振りだし柔道は男女で4~5個は獲れたはず(甘い?)が1個。柔道だけでなくレスリングも元々“お家芸”と言われた種目であるからといって今や“王国”…でもないか。

今回期待に応えられなかった、というより国民が勝手に期待をしていた種目をあげてみると女子柔道の福見と中村。世界に敵なしの階級、というより最大の敵は国内の浅見と西田と言われたが、まさかのメダルなし。男子体操は団体での金を目指したが、今大会は内村の“一枚看板”。過去金メダルを獲得した大会時はエース級が複数いたのであるが、今回はその一枚看板が団体ではパッとせず、まさかの失速。クレーム付きで銀メダルにたどり着いた。個人総合は期待に応えたが、種目別で床しか出られず“史上最高”と言われた王者も残念な結果だった。きっと人としては成長したことでしょう(って何様だ?)。
もう一人は北島康介。2種目3連覇の夢は個人ではまさかのメダル無し。最大のライバルの突然死もあり、より金に近づいたと思ったが…ダーレ・オーエン選手のご冥福をお祈り致します。
内村が言いました。「オリンピックには魔物が棲んでいる」と。
ノーノーノ―、魔物が棲んでいるのは“G1 CLIMAX”です!

もうちょい五輪(苦笑)。
逆にノーマークだったり、メダルは無理だろうと期待されなかった選手が一躍ヒーロー、ヒロインになるのも五輪である。特に今大会は“サプライズ・メダリスト”というべき選手が多かった。女子重量挙げの三宅(サプライズでもないか)、水泳の鈴木聡美ら、アーチェリー女子団体、卓球女子団体、バドミントン女子団体、女子バレーボール…皆“女子”である。男子も水泳萩野、高石ら、フェンシング団体、アーチェリー古川、ボクシング清水、村田、レスリング湯元進一、米満…と上げられるが、なでしこジャパンや女子レスリング含めてやっぱり女子パワーが目立った気がする。

さて本題(笑)。
新日本プロレス株式会社は猪木からユークスに経営権が移り、今年は“ブシロード”傘下となった。そこの社長の木谷氏が超プロレスファンということもあり、菅林社長の上の会長職として実権を握っている。
プロレスファンとは何か?
テレ朝“ワールドプロレス”枠でお馴染みの“アメーバピグ”とかいうゲームで遊ぶのがプロレスファンなのだろうか?PCオタクやゲーム好きな人の比率は高いのだろうか?両国のオープニングで会長が「ツイッターやフェースブックをやっている方は『G1ナウ』とつぶやいて下さい!」とマイクアピールすると、それなりの反響があった。JTは「そんなファンばかりじゃねーだろー」と心の中でつぶやいた…(^<^)。
会場に足を運ぶと明らかに“正統派ファン”ではない人種が多い気がするし、他団体やWWE系の選手にも詳しく、盛り上がり箇所を押さえていたりする。
「ん?こいつら何者?」
…っていうか逆に“正統派”という派閥は既にマイナーポジションなのか?
では“正統派”とは何か?
そもそもプロレスであれば、インディーでも、女子プロレスでもそこそこ楽しめる(たまに許せない時もありますが)。しかし本来は“イデオロギー闘争”である。
《古い。古すぎる。》
何故日本プロレスから猪木も馬場も離脱して新団体をつくったのか(えっ、そこからー?)、長州は何故決起したのか、前田は?、新日と全日でガイジンの扱いがどうしてあんなにも違ったのか?、
《うん、古い。》
けど「どういう系譜でその団体が今こうなったか」、「その団体のポリシーが好きだから他団体には負けてくれるな」、「この選手は元々何をやっていたか」…というような歴史を踏まえたり、思い(込み)を寄せて応援したり、バックボーンを把握したうえで技のキレ味を見たり、そうすることで観戦に深みが出るのだ。
…な~んていう“正統派”は、どう考えても…マイナーポジションか?
逆に何も分からず予備知識無しで見ても面白いのもプロレスの魅力である。決勝の席の前の女性ファン達は「イケメンレスラーファン」のようで両手を上げて喜んでいた。きっと大いに楽しんだことだろう。レスラーも初観戦の観客を楽しませてリピーターになってもらいたいと思っているに違いない。それを意識して頑張っちゃったりする。だからイラクや北朝鮮でプロレスをやっても盛り上がったのだ《だから古いって!》。
でもやっぱり「こいつの必殺技はこれだ」とか、「あっ、前回この技を食らって負けた」「それを今回は切り替えした!」と勉強して、技をかわしたり、また食らったりというシーンを見た方が、やっぱり面白い。今回のG1ではそういう目で踏まえて見ると、面白い展開の試合が多かったし、徹底して相手の決め技を回避する攻防が多かった。やっぱり勉強して見ないと…。
あるいは決めゼリフも必殺技同様、この選手は「このセリフ」と把握して聞くと盛り上がる。だから棚橋の「愛してまーす」、中邑の「一番スゲーのはプロレスなんだよ!」は締まるのだ(オカダは「特にありません」…)。

今年の上半期はまさかの“レインメーカー”オカダ・カズチカの時代だった。1.4で凱旋帰国して、ブシロード政権になったと同時にIWGP王者に君臨した。
JT的には以前からその体格、というより身長の高さ(191㎝)に注目していた。こいつは将来のエースになり得る、と。
力道山時代から《だから古いぞー》、“レスラーはスーパーマンだ”という教えがある。常人ではいけないのだ。お腹がいっぱいでも、お金がなくても分厚いビフテキ≪うーん、このフレーズも古い!≫をわざわざ食べなければいけないのだ。バスを引っ張った密林男“グレート・アントニオ”、歯をやすりで磨いた“ブラッシー”、猪木も若いころは風呂桶でお酒を飲んだとか、ジュニアの小林邦明も新幹線のビュッフェのメニューを全て平らげたとか《省略》。
人々はそういう場面を見たり話を聞いては「やっぱりレスラーってスゲー」と尊敬の念を抱くのだ。
ところが最近のレスラーは常人化してきた。
何を持ってそうかというと、総じてみんな背が低いのだ。あの“野人”中西学も186㎝(十分高いか?)、永田、天山、小島は183㎝、後藤が182㎝、棚橋、真壁は181㎝、内藤180㎝、裕二郎177㎝…中邑は188㎝と長身だが年々段々低くなっているともいえる。武藤188㎝、蝶野186㎝の時代と比べると低身長化は加速している。馬場209㎝、猪木と前田が192㎝、坂口と鶴田が196㎝の時代はやはり常人離れしていた。現役では曙203㎝(ガイジンか)、高山196㎝あたりが高身長か。
JTが仕事でお世話になった長身の方が言っていた。「ウルトラマンショーを見に行った時に握手会をやっていて並んでいたら、子供のテンションが低いので『もう少しで順番だぞ、何で元気ないの?』と聞くと『だってお父さんより小さいんだもん』と言われた」という。そのお方は永田と向き合って「完全に自分の方が背が高かった」と言っていた。やはりレスラーは大きくないと(いや、単にそのお方の背が常人離れしていたのか…)!
そんな中、190㎝超のオカダは魅力的だ。黒髪でショートタイツの若手(今でも若いが)時代に「小島よしお似」と表現したのであるが、今や金髪でド派手なコスチューム。金の雨を降らせる“レインメーカー”に大変身した。顔そのものも小島よしお時代よりスッキリした感があり、不良っぽい好青年のような現代的なマスクだ。試合もキャリアがない割には組み立ても上手いし、ドロップキックの説得力は世界一と評されているほど技のキレもある。必殺技も“レインメーカー”という名前でややこしいが、“スペシューム光線”的なフィニッシュ技になっている(要はこれが出たら試合が終わるという意味)。
JT的には1.4で凱旋してG1でブレイクする構想を描いていたが、まさかその間にIWGP王者を経験してしまっているとは、恐るべしオカダ…いや、ブシロード戦略!
1.4でブーイングした多くのファン(JTもでした(^_^;))も、今や違和感なく応援してしまっている。
まだ24歳。あと20年位はトップ戦線で戦っていけるとすると、新日も安泰だろうか。さすがブシロード…。その前に外道がついていけないか?果たしてこいつにスランプは来るのだろうか?

今大会はそのオカダが優勝した。しかも決勝の相手がカール・アンダーソンだ。Aブロックは5人、Bブロックは7人と各ブロック9人中の大半が4勝4敗と壮絶な星のつぶし合いだ。
例年であれば決勝前日にリーグ戦が終わり、決勝の日に4強対決になるのだが、Aは棚橋とアンダーソンでいいがBは10点のオカダの次の8点が人。“同点の場合は直接対決の結果”でいうと2位はランスアーチャーだった!

≪8月5日後楽園≫
この日は今や毎年恒例“神保町7人衆”を中心に“参戦”する日である。8月上旬の金曜日=G1後楽園だ。今回はチケット発売開始日前(つまり1ヶ月以上前)に募ったにもかかわらず、既に出張の予定が入っていた人が2人いた。…分かってるだろ~!!
という気もしますが仕事あってのプロレス観戦(?)、お仕事優先でOKです!
いつもこの会は“会長”ともいうべき会社のお偉いさんが参戦されるため、社外の方には遠慮して頂いていたのであるが、“プロレスファンに垣根無し”と昔から言い伝えられていることを思い出し(何だそりゃ?!)、毎回お付き合い頂いている商社マンと、久々参戦のグループ会社の方と、元日本代表M氏のツテで週刊D社の元学生プロレスラー等々バラエティーに富むツアーとなった。現地で合流したグループ会社のツワモノ(1日開幕戦も参戦、2日はドラゲー参戦)と総勢9人でアキバで反省会を行った。
一応乾杯は「1、2、3、ダーッ!」でグラスを合わせるお約束。その後も話は尽きず、何と素晴らしい飲み会だったことか。さすがこれもプロレスパワーの成せる業!ある意味感動しました!

【第1試合】小島vs〇高橋
最近サングラスでR指定毒舌マイクを披露する高橋が小島を挑発して盛り上げる。「ベッドの上で“行っちゃうぞバカヤロー”」とか。調子に乗って攻め立てる小島を東京ピンプスで高橋金星!
【第2試合】〇ルーシュvsランス・アーチャー
プランチャを受け止められても空中戦で挑むルーシュにチョークスラムからのムーンサルトを203㎝のアーチャーが決めると場内大拍手。その隙をつかれスモールパッケージホールドで墓穴掘った。
【第3試合】〇永田vs矢野
元アマレスエリート同士の攻防も、場外戦から矢野らしさが出てペース握るが、大☆中西ジャーマンから再三かわされ続けた延髄斬りからのバックドロップホールドで永田完勝。
【第4試合】〇カール・アンダーソンvs鈴木みのる
試合開始前にタイチを引き連れグッズ販売と写真撮影のサービスに精を出す鈴木。試合にももれなくタイチが介入し逆十字も食らうが耐えきったアンダーソンはゴッチ式パイルドライバーも回避して必殺の?ガンスタン炸裂。バーナード離脱後シングルプレーヤーとしての地位確立へ大金星。
【第5試合】〇シェルトン・ベンジャミンvs丸藤
ようやく参戦実現したNOHA丸藤と元WWEのスーパースター(らしい)ベンジャミンのマニア注目の一戦。空中弾からアンクルホールドまで繰り出すベンジャミンは丸藤の不知火を封じる。コーナーの攻防でリングに落とされてもすぐにジャンプ一発で戻りベイダートで激勝。天才もタジタジ。
【第6試合】真壁vs〇MVP
まさにキングコングvsゴジラの肉弾戦。タックル合戦、エルボー合戦から場外戦に移行。真壁はデスバレーボムからキングコングニーを狙うが、プレイメーカー(効くのかな?)からイリバーシブルクライシスでゴジラの勝利。
【第7試合】〇後藤vs中邑
IWGPインターコンチ王座を中邑に奪われた後藤の雪辱戦。後藤の袴が短くなっていてクールビズ仕様か?中邑は相変わらず“クネクネ殺法”でジャンピングボマイエを敢行するが、正調ボマイエはことごとく封じられる。後藤はパンチを頭突きで回避すると封じられてきた裏昇天を決め激闘を制す。
【第8試合】〇内藤vsオカダ
棚橋のいない後楽園大会のメインはこの二人。先輩内藤よりオカダの方が元王者だけあって風格がある。内藤は徹底して膝攻撃。低空ドロップキックを多発し、場外鉄柵攻撃、足四の字でオカダが悲鳴を上げる。オカダもコーナー上へのドロップキックやDID等多彩な技を決めるが、必殺“レインメーカー”は徹底して読まれてしまう。ジャーマン、ドラゴンからスターダストプレスを決めた内藤の激勝。マイクで「札止めにならず悔しい」と超満員にも満足せずもメインの重責を果たした。
反省会の場で、「二人とも若いのに休み過ぎだ」という指摘があったが、プロレス的には名勝負かと。オカダもダテに王者だった訳ではないが、試合の組み立てをいつの間に習得したのか大したものだ。

≪8月12日両国≫
ロンドン五輪とほぼかぶる日程で開催されたG1だったが、身内に五輪出場選手がいなくて無事に観戦できて良かったか(笑)。今回は後輩がジュニア(といってもジュニアヘビー級戦士ではありません:笑)を連れて観戦だ。どうやら棚橋ファンらしく、負けてしまってショックだったようだ。更に優勝したオカダが悪役だったと知ってWでショックを受けた。若人よ、プロレスはウルトラマンや仮面ライダー《古いな~》と違って色々複雑な事情があるのだよ!
優勝はオカダ。しかもIWGP挑戦は1.4ドームを指定した。それまで…どうする?G1王者として引っ張って東スポプロレス大賞MVP確定か?

【第1試合】〇MVPvsランス・アーチャー
アーチャーは勝てば10点の大台に乗るが…ファンは誰も期待していない。それでもプランチャ、ロープ綱渡り、ムーンサルト等のジュニア殺法でファンの驚嘆を誘うがやっぱりMVPのイリバーシブルクライシスで敗退し、仲よく8点と無難な結末。
【第2試合】〇天山vs中邑
昨年の夏男中邑は連覇を目指すが、2代目夏男天山は既に決勝進出の望みを絶たれている。しかしながら第2試合というのに決勝戦のような場内異様な大歓声。アナコンダバイスに大歓声。ボマイエやグーパンチを頭突きで迎撃しては大歓声。TTDからムーンサルトで天山優勝…したような大歓声で中邑の連覇の夢砕く。
【第3試合】〇後藤vs内藤
またも脱落した後藤と昨年に続く決勝進出目指す内藤の一戦。内藤が勝てばオカダに勝利しているので張り切るが、膝と目を負傷している。最初の後藤の牛殺しはかわして裏投げを見舞うが、手負いの内藤をラリアット、牛殺し、昇天・改を畳み掛け貫録勝ち。後藤の目線はインターコンチベルトの奪回らしい…。
【第4試合】真壁vs〇オカダ
3連敗からここまで来た真壁は超新星のオカダの鼻っ柱をへし折れるか?勝った方が決勝戦進出が決まる。CMに出ているDAIGOがリングサイドに陣取り観戦。真壁のハードな攻撃にもオカダは冷静。序盤の“レインメーカーポーズ”は真壁が睨み返す。キングコング殺法で追い込むが、キングコングニーは自爆。超高角度カウンタードロップキックで反撃され最後は必殺レインメーカーを食らい幕。オカダ強し!決勝進出。
【第5試合】小島vs〇シェルトン・ベンジャミン
ここまで8点の小島も3連敗から勝ち進みまだ決勝の望みあり。ノータッチトペコンまで披露するベンジャミンに、超満員の「行っちゃうぞバカヤロー」大合唱からのダイビングエルボー放つが、サポーター外してのラリアットは今日も決まらずベイダート食らい轟沈。
【第6試合】丸藤vs〇矢野
NOAH副社長丸藤は勝てば10点、鈴木みのるには敗れているが棚橋とアンダーソンには勝っているので決勝に進む可能性があった。例年通り各ブロック上位2位までが決勝リーグであればベスト4に残してもらえるところではあるが果たして…。方や既に5敗の矢野は髪を掴んで倒したり、「ヤノ、トー、ルー」の大合唱をしたり、大声援を受けておちょくり攻撃で丸藤を完封。JTの予告通り急所打ちから赤霧で丸め込んだ!丸藤唖然。試合後タイガー服部レフェリーの両手を獲って「ヤノ、トー、ルー」の大合唱で締めた。
【第7試合】〇永田vs鈴木みのる
今日も試合前の営業に精を出す鈴木軍。この試合も脱落組の永田と決勝に望みをつないでいる鈴木の因縁の対戦。やはりお約束の「タイチハカエレ、チャッチャッチャチャチャ」の大輪唱もやはり場外戦で介入してくる。海野レフェリーがマイクで絶叫して退場させるファインプレー。永田は白目式腕折りで館内を沸かすがタイチが再度乱入してペースを乱す。鈴木の攻撃を耐えきり最近よく出す大☆中西ジャーマンで追い込み、最後はバックドロップホールド葬。
【第8試合】棚橋vs〇カール・アンダーソン
トップを走る王者棚橋が勝てばすんなり、アンダーソンが勝つと両者同点になるが直接対決で勝った方、即ちアンダーソンが決勝の切符を手にする。順当に行けば棚橋の勝利は硬いが、バーナード離れで頂点を目指すアンダーソンも虎視眈々で逆転を狙う。館内はアンダーソンコールで後押し。棚橋は場外へハイフライフロー式プランチャを見舞うがハイフライフローは決めさせてもらえない。同様に何度もスカされたガンスタンをカウンターで決め大殊勲の大金星の3カウント。棚橋、王者としてのG1制覇ならず。
【休憩時間】
黒いスーツ姿の男がリングイン。Tシャツに覆面男がリング下に。柴田だ!「新・闘魂三銃士」だった柴田は突然の殴り込みでブーイングを浴びる。確かに「さぁ、これから決勝だ!」という矢先にピンとこない乱入でファンもどう対処すればよいやら…。予告してくれれば心の準備もしたのに…(苦笑)。「喧嘩しに来ました」といきり立つ柴田と対照的に「喧嘩は好きじゃない」と桜庭節で参戦表明。この二人と誰がどう絡めばいいのやら…。体格的にもオカダじゃないだろうし、棚橋とも合いそうもないし、かといってジュニアという訳でもないし…。
【第9試合】カール・アンダーソンvs〇オカダ
花束贈呈からDAIGOの「君が代斉唱」で決勝の火ぶたを切った。一年前だと考えられない組み合わせ。オカダは海外修行中でアンダーソンはバーナードの陰に隠れてリーグ戦負け越しだった。しかしながらファンはオカダの急成長もアンダーソンの独り立ちして花開かんとしている状況を良く理解していて、大いに盛り上がる。この試合も今大会のテーマのようだった「得意技封じ合い」で、レインメーカーとガンスタンを警戒し合う。オカダは序盤からコーナートップへの突き上げ式ドロップキックやエプロン越しのDDTを放ち、DID、ヘビーレイン等得意技で追い込む。アンダーソンは「ゴメンナサーイ!」と絶叫しながらセントーン、ゼロ戦キック、ダイビングリバースガンスタン、バーナードライバー等で応戦。得意技を封じ合ってきたが、最後はツームストンパイルドライバーからとうとうレインメーカーを決め、「初出場・初優勝」「史上最年少優勝」を達成した。
【試合後】
激闘の疲れでダウンするが、レインメーカーポーズをとると大歓声。DAIGOが激闘の感想を述べ「オカダ選手、おめでとウィッシュ」と観客と合唱するが小合唱とやや外した(苦笑)。勝利者インタビューでは今年の流行語候補(まぁ、プロレス流行語か?)「特にありません」と返すと大歓声。外道がマイクを奪い、板についたダミ声で「レベルが違うんだよ」というと大歓声。「IWGPの挑戦はレインメーカーにふさわしい1.4東京ドームのメインを用意しろ」でそんな先?と戸惑いながらも大歓声。締めは自ら「プロレス界の中心になって金の雨を降らしてやっからな」「俺から目をそらすな!」と珍しく絶叫で大歓声を浴びた。

恒例の「G1王者が9月の神戸大会でIWGPに挑戦」のストーリーではなく王者棚橋が公式戦で敗れた丸藤が挑戦することになった。また乱入した柴田・桜庭へは菅林社長が「総合格闘技もどきの中途半端なプロレスはさせない」と猪木介入で混乱・低迷を辿った過去を繰り返さぬよう宣言し、“純プロレスラー”の真壁と柴田の同期の井上が迎撃に名乗りを上げた。
プロレスは「何も知識がなく見ても」面白いが、やはり「流れ(経緯)を把握して見る」方が面白いと思うのだが…。

皆さん、お勉強しましょう!(笑)