17.8 G1 観戦記

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9月15日。G1が終わり秋のビッグマッチに繋がるリスタートした時期で恐らく残暑厳しい頃。また期末近く人事異動を控えている時期でもある。
そんなその日に1.4東京ドーム大会のファンクラブ先行発売開始である。
…この数年は新日の業績も急回復してきているようであるが、それにともないチケット入手も一苦労である。
例年G1の平日後楽園ホール大会のどこかと優勝戦は必須であるが、一般発売初日に行ってもYTRに頼んでも中々望んでいる方角が取れない。後楽園なら南側、両国なか正面側だ。きっとファンクラブ先行予約で埋まってしまうのものと想像にかたくないが、先行予約は4枚までしか購入できない。後楽園には例年7~8人で行くため入会したところであまりメリットがない。
が、この立場?でファンクラブに入会していないのもこの世の七不思議…は言い過ぎとしても(笑)入会者に対して「俺の方がファン歴長い」とか「俺の方が詳しい」「俺の方が深く見ている」…と言ったところで負け犬の遠吠えである。
もうごちゃごちゃ言わんと、ファンクラブ先行予約開始直前に入会してしまったのである。
実は20~30年近く前にもファンクラブに入会していたことがある。たまにレアなVHSビデオが届いていた。が、そのうちに会費も高くなり脱退していたのである意味出戻りだ。
何はともあれ7.20の特リンと優勝戦の2階特別席を各上限の4枚ずつ申し込んだ。それと両国2日目を2枚も。優勝戦は4枚で足りるが後楽園は足りない。残りは闘魂ショップもYTRも事前予約不可とのことで、発売日に並ぶしかないか…と思いきや、今年の冠スポンサーであるローソンチケットがやや遅れて先行発売をしたのである。実はローソンチケットは手数料がバカ高く、後楽園の4枚に対し3500円近く取られたのだ。チケット代も値上がりしている。特に優勝戦はあの狭いマス席の後方で15,500円/人だ。特製非売品のオリジナル座布団が配布されるとはいえ、そんなのいらないから(実は欲しかったり…)上げ幅を押さえるべきではないだろうか。因みに両国初日、二日目のマス席は2人がけで優勝戦は4人がけだった。結局予約日初日に購入したところで、両国は優勝戦が向正面と西側の角…。あんまりだ。前日ですら東側。いったい正面側はどうやってゲットすればよいのか。因みにローソンチケットは、購入する際に席が分かる利点があるが、ファンクラブ申し込みのチケットは中々来ない。さてはその間に過去の申し込み実績を見て割り振っているのか??。
新日の業績は急回復してきている。がっちりマンデーでも取り上げられていたが、観客動員数のみならずグッズ収入や動画配信会員数の増加(特にアメリカ!)、親会社のカードゲーム関連等も大きい。更にチケット代を値上げして伸ばそうというのは分かるが、度が過ぎるのもどうなのか…。因みに冒頭のドームのチケット代も値上がりしており、2階スタンド席前方で7,500円の設定だ。もともと3,000円の席だったのに…。
さぁそんな入手難な苦労を実感なく「行きたい人は〇日までに返信を!」と言われたところでまだ2ヶ月前後先の予定、何があるか分からないのが事実であろう。けど、何があるか分かってからチケットを買おうと思っても…確かに過去は急に行ける時代もあったが今や不可能である。事実、後楽園大会の土曜日の特リンやリングサイド、優勝戦の2階特別席等は先行予約枠で完売してしまった。が、本来一般発売後早期に完売になるハズの優勝戦は、バカ高いマス席がかなりの期間残っていた。
これはプ女子増加だけではなく、タイガーマスクWや豆腐プロレス効果もあったのであろうか…(イヤ、殆どないだろう:笑)。

今年もG1は1ヶ月弱全19大会に20選手がエントリーされた。「狭き門」のハズが結構広がった。それでも選出されないヘビー級戦士は何人かいるのも事実だが、それらを押しのけて選出されるスペシャルゲストは誰か?第三世代はどうなるのか?ブロック分けは?…等気になる情報は後楽園3大会で小出ししたが(前回の観戦記参照)、参加選手発表で小島、永田で沸いてジュースで喜びザックで驚き飯伏で大歓声!だったが、他団体の大物がいない物足りなさを感じてしまう。それだけレギュラー陣が充実しているといえばその通りだが…。
G1といえばドラマである。長州が離脱した時は藤波が「チョーシュー」と叫びながらサソリ固めで優勝したり、橋本が急死した時は蝶野が優勝したり…そうなると今年は負傷欠場中の柴田の元盟友の後藤か、対戦相手だったオカダか、欧州でのライバルのザックか…。ただ優勝者=権利証授与=ドームのメインと考えるとその3人はなさそうだ。オメガの連覇もないだろう。再浮上狙う棚橋か人気絶頂の内藤か?それとも…?!。やはりここは主演映画も決まった棚橋か??。

《7.20 後楽園大会》
【第1試合】●川人、飯伏vs〇デスペラード、ザック:第1試合に飯伏登場。ザックとの前哨戦も逆エビ地獄を耐えきった川人にピンチェ・ロコ決まる。
【第2試合】〇タイガー、永田、真壁vs●外道、石井、後藤:真壁と石井、永田と後藤のW前哨戦もタイガーが外道に飛びつき回転十字決める。
【第3試合】●フィンレー、棚橋vsオーエンズ、〇ファレ:負傷した右腕に長いサポーターを巻いた棚橋とファレの前哨戦。気力で頑張るがフィンレーがグラネード食らい見殺しに。
【第4試合】●邪道、YOSHI-HASHIvs〇BUSHI、内藤:内藤戦に意気込むヨッシーの横でクロスフェースオブJADOで勝利目前の邪道をクルリと返す技巧勝利。
【第5試合】公式戦 小島vs〇ジュース:天山を従えた小島がモンゴリアンチョップで沸かすがグーパンチからのパルプフリクション炸裂。初出場のジュースはいきなりの小島越え。
【第6試合】公式戦 エルガンvs〇トンガ:エルガンがパワーで圧倒。耐えきったトンガはスピードと返し技で対抗しガンスタンで勝利ゲット。
【第7試合】公式戦 〇SANADAvsEVIL:L.I.J対決。過去悪役?同門対決は微妙な空気感があったがこの一戦はガチ対決で見ごたえあり。Skull Endが決まらないとみるやラウンディングボディープレスで決着。試合後はグータッチ。
【第8試合】公式戦 〇オカダvs矢野:CHAOS対決で王者に挑むYTRに大声援が集まる。セコンドも外道に対抗して邪道が付く。場外戦や急所攻撃で必勝パターンもレッドインクであえなくギブ。試合中、YTRが外しかけたコーナーマットを丁寧に付け直すオカダが印象的だった。最後はレインメーカーポーズとデニーロポーズの競演。
【第9試合】公式戦 鈴木vs〇オメガ:鈴木軍とBULLET軍の大将同士で王者同士の負けられない大一番もいつも通りセコンドを乱入させるもファレが一掃。関節技で厳しく攻めるが片翼の天使を食らい激闘に幕。

《8.11 両国大会》
今年は横浜大会も欠場し、3大会のみの参戦だ。7.20も8.12も同じBブロック。この日は実家に行く可能性もありチケットは見合わせた。さすがに3日連続は厳しい。が、急遽行けることになった。Aブロックはこの日のメインの棚橋vsオメガの勝者が優勝決定戦に駒を進める大一番。気になる。それ以上に永田のG1最後の試合も…。特にプロレス仲間の今井田氏が応援ボードを2,000枚自主配布するという。ところがチケットは完売…。妻の千葉の実家を早々に切り上げ野方の串カツ「若菜」で生放送を見るしかない!。いったん帰宅して電車で行くか、そのまま野方へ向かいノンアルコールで観戦するか…。いずれも時間とコストとの兼ね合い。
まてよ?それなら「新日本プロレスワールド」に入ればいいじゃん!と、ファンクラブ再入会に続き、月額999円の会員になってしまったのである。さすが、新日商法(笑)。

《8.12 両国大会》
試合前のファンクラブ限定撮影会が当たり(翌日はハズレ)、一般会場前の国技館に先に入場。ウォーマシンとの撮影だったが、さすがにデカかった。これでもう年会費の半分は回収できたか?
【第1試合】●川人、タイガー、ライガー、KUSHIDAvsTAKA、〇デスペラード、タイチ、金丸:KUSHIDAとデスペの前哨戦となるべく一戦。中々リングインできずに超張り切る川人をピンチェ・ロコ葬。あれっ?7.20と同じだ!
【第2試合】YOSHI-HASHI、石井、〇後藤vs●オーエンズ、裕次郎、ロア:G1に出られなかったヘビー級戦士の裕次郎は裕次郎ガールズを引き連れ登場し張り切るが、後藤の牛殺しからのGTRでオーエンズ撃沈。
【第3試合】●永田、真壁vs飯塚、〇ザック:欠場から復帰の飯塚は観客席をかき分け登場。デスペ乱入でペースを掴んだ鈴木軍がアイアンフィンガーからザックのPKで勝利。
【第4試合】●北村、リコシェ、田口、ハンソン、ロウvsファレ、ニック、マット、〇ペイジ、Cody:IWGPタッグと同ジュニアタッグのW前哨戦。リコシェに続いてハンソンも飛ぶがようやくリングインした北村がいいところなく敗れた。
【第5試合】フィンレー、〇飯伏、棚橋vsヒロム、●BUSHI、内藤:優勝戦前の内藤に終戦組の棚橋と飯伏。連携はL.I.Jが勝るもBUSHIを捕らえて‟神”の前でカミゴェで勝利。
【第6試合】公式戦 エルガンvs〇ジュース:正規軍ガイジン同士の最終戦。格上のエルガンがパワー炸裂も一歩も引かないジュースがグーパンチからパルプフリクションで激勝。ジュースは勝ち点でエルガンに並ぶ大健闘。
【第7試合】公式戦 〇トンガvsSANADA:握手から両者裏切って攻撃をかける両者。裕次郎の介入を蹴散らしたがとうとうガンスタン食らった。
【第8試合】公式戦 〇矢野vs鈴木:タイチが乱入し鈴木優勢。更にYTRの両足をテーピングでグルグル巻きにしていたぶるが、米国向けに解説していたロメロが救出。今度はYTRが鈴木の身体をグルグル巻きにしてからの急所攻撃で大逆転!。今大会はテープ芸を開花させた。
【第9試合】公式戦 小島vs〇EVIL:天山を伴って最終戦に臨む小島は今日もモンゴリアンチョップを繰り出しラリアットで勝利寸前。がオカダに勝ったEVILはヘッドバットからEVIL炸裂で勝利。小島は永田と同じ1勝止まり。
【第10試合】公式戦 オカダvs〇オメガ:勝った方が翌日の優勝戦にたどり着く大一番。ドーム、城ホールのタイトル戦に敗れたオメガが勝つ番である。更にEVIL戦で負傷した首周りに痛々しいテーピング。それでも何度もレインメーカーを狙うがオメガは膝攻撃を多発しクロイツ・ラス、片翼の天使でとうとうオカダ越えを果たした。

《8.13 両国大会》
【第1試合】●川人、タイガー、ライガー、KUSHIDAvsTAKA、デスペラード、タイチ、〇金丸:昨日と同じカード。あべみほがライガーを誘惑するが、お尻ペンペンのお返し。今日も川人が張り切るがハイボールWに轟沈。試合後延々と場外乱闘。
【第2試合】●中西、永田vs〇ロア、トンガ:中西は野人殺法を繰り出しアルゼンチンに担ぐと永田が腕折りで呼応。最後は中西が狙われエイプシットでGODの勝利。試合後永田に一礼。場内大永田コール!
【第3試合】●フィンレー、真壁vs〇YOSHI-HASHI、後藤:真壁と後藤がゴツゴツした攻防もフィンレーが奮闘。最後はラリアットから必殺カルマを放ちヨッシー勝利だ。
【第4試合】〇ジュース、小島、天山vs●オーエンズ、裕次郎、ファレ:今日は天山もリングコスチュームだ。BULLET軍は裕次郎ガールズを伴い参戦。今日もジュースはグーパンチからのパルプフリクション炸裂!
【第5試合】 Jr.タッグ 〇リコシェ、田口vsニック、●マット:リコシェが飛びまくって膝を痛めた。王者組ヤングバックスは連携技でリコシェを追い込んだがそこへ田口がスワンダイブヒップ弾でカット。リコシェはシューティングスタープレスの大技で王者戴冠!試合後田口のテーマで踊りの競演も「たぐち~ジャパン!」が聞きたかった!
【休憩時間】正式に1.4ドーム大会が発表された。沸かない(笑)。そこに聞き覚えのある‟あの”テーマソングが流れた。館内大歓声。4月の両国で倒れた柴田がサプライズ登場したのだ。「生きてます!」「以上!」の二言だけ残しまたもや大歓声の中引き上げた。
【第6試合】IWGPタッグ ハンソン、〇ロウvs●ペイジ、Cody:巨体にも関わらず大空中戦を披露した王者組がフォールアウトで完勝。試合後GODが挑戦表明するやそこへKESが急襲した。アーチャー復活!
【第7試合】エルガン、飯伏、●棚橋vs飯塚、〇ザック、鈴木:飯塚は相変わらず‟制御不能”で暴れまくる。しかもタイチが介入し、正規軍トリオもペース掴めず何と公式戦初戦に続き棚が変形卍にギブ!試合後エルガンと鈴木が大乱闘。
【第8試合】●外道、矢野、石井、オカダvs〇ヒロム、BUSHI、EVIL、SANADA:首を負傷したオカダが精彩欠く。YTRもコーナーポスト外し未遂に終わりパラダイスロックでしばらく動けず(本当か?!)。外道は外道クラッチで逆転狙うがBUSHIのコードブレイカーからのヒロムの関節技にタップ。オカダの首ヤバそう。
【第9試合】優勝決定戦 オメガvs〇内藤:人気ヒールユニット同士の頂上決戦。両者に声援集まるが内藤優勢か。G1史上最長の34分を超える大激闘はオメガの膝攻撃とディスティーノの打ち合いから正調ディスティーのを放った内藤が栄冠掴む。
試合後G1カップを投げ捨てようとするパフォーマンスでウケを取り、その後優勝旗を蝶野から授与された。2人とも笑顔だ。そしてマイクで観客にお礼を言い、「今の俺なら自信を持って言える。新日本プロレスの主役は…俺だ」と宣言。〆はもちろん「デッ!ハッ!ポン!!」の大合唱。

終わってみれば、各ブロック最終戦の両国大会は、それぞれメインのカードが優勝決定戦進出者決定戦になってしまった。7,000人台で「札止め」も微妙だが、そのメインまでの公式戦含めた試合が消化試合と化してしまった。さらに残ったのがいわゆる棚橋、内藤、オメガ、オカダの4強。何のサプライズもない。更には内藤とオカダは負傷箇所を抱えている。それでも試合のクオリティーをキープしながら戦う選手には頭が下がる。
また月末には豆腐プロレスの「試合」が聖地後楽園ホールで開催された。メインはプ女子としてかなりハイレベルに急成長した?松井珠理奈こと「ハリウッドJURINA」の登場だ。ミラノコレクションがコーチをしたとはいえ、批判も多かった。が、松井珠理奈は会場にも足を運び、知識も抜きんでている。かなり自分の意思も反映したのではないだろうか。何せ「タグチジャパン」のメンバーながらフィニッシュにG1優勝戦と同じディスティーノを決めて見せたのだから、素直に褒めていいのでは。プレゼンテーターの永田も刺激を受けたようだ。

まぁそれはともかく今後9月のビッグマッチ3連戦から10月の両国へ続く流れで、ドームへ繋がっていく。このままいけば、オカダがEVILとタイトルをかけ、内藤が権利証をかけ石井と戦う。さすがにEVILvs石井をドームのメインに据えることはないだろうが、オカダvs内藤で無難に収まるのも刺激がないような気がする。
果たしてめでたく内藤の夢「ドームのメインに立つ」が実現するのか?
それとも誰かが割って入るのだろうか?

今後も新日マットから目が離せない。