11.8 G1 観戦記
2011.8 G1 CLIMAX XXⅠ ~THE INVINCIBLE FIGHTER~
「日本の夏、G1の夏」「日本の夏の風物詩」・・・って毎年このフレーズで書き始めているが(ここまでコピペ:笑)、今年は「G1といえば夏、夏といえばG1」と会場のVTRで流していた(逆だったかも)。
何と今年で21回目である。
夏が来ればG1、G1が来れば夏、という「あぁ、今年もこの季節が来たなぁ」と思うものである。
「そりゃ当然だろ?」という貴兄、いやいや今年の夏も裏切らずに開催されたことは大変ありがたや、である。
今年は震災の影響で夏のイベントが中止になったり延期になった。
私の大お勧めの江戸川区花火大会も東京湾大華火大会も中止だし、隅田川花火大会はよりによって8.27に延期になったので見に行けない(えっ?みんな花火大会じゃないか?)。
もちろん全国を巡業する興行だから震災や節電、放射能汚染等の影響も受けにくい各地で開催すれば中止も延期もないだろう、ということになるが、何と今回は思いっきり都内偏重興行になった。
今年は : 福岡-福岡-後楽園-愛知-大阪-横浜―代々木-代々木-後楽園-両国
と10大会あるとはいえ実に5.5大会が都内だ(横浜を0.5として)
2008年 : 愛知-横浜-後楽園-大阪-大阪-両国-両国 : 3.5大会
2009年 : 広島-大阪-大阪-横浜-後楽園-愛知-両国-両国 : 3.5大会
2010年 : 後楽園-大阪-愛知-横浜-仙台-後楽園-両国-両国 : 4.5大会
と徐々に都内大会が増えてきたわけだ。
その昔は両国7連戦とか開催した実績があるが、時代が違いすぎる(確か最終日の前の日に決勝戦をやったような)。
このJTですら3回しか行っていないのだ(えっ行き過ぎ??)。
恐らく都内の一般参戦ファンは本当は全大会制覇したいのだろうけど(えっそんなこともない?)、帰省や旅行、予算の都合や体裁を考えたりと、せいぜい2回行けばいい方だろう。
そのせいで代々木大会はスカスカだった。もし後楽園ならもっと入ったと思うが、新日ファンに馴染みのない代々木はやはり苦戦した。王者棚橋が代々木の初日に「ぜひ、ぜひ、ぜひ、ぜひ、ぜひ…明日も来て下さい」と懇願しても1,500人→1,800人だった(推定キャパ3,000人)。
逆にいつもスカスカスカの決勝前の両国大会が今年は後楽園になったこともあり、最終日両国はかなり入っていた。
この決断は勇気がいったと思う。
「G1=両国」というイメージがあったが、何年か前に3連戦を2連戦にし、今年は1回のみ。
これは何とかならないものか。かくいうJTも決勝前日参戦はほぼ欠場してきたが…。
ただ、都内偏重は今年はいい決断だった。
あの中西が試合中に倒れた。
「G1には魔物が棲んでいる」といわれるように、毎年途中欠場や怪我人がつきものだ。ただでさえ過酷なリーグ戦、しかも今年は過去最大の20戦士が参戦だ。選手のコンディションを考えると過酷な巡業はよろしくない。
けど奇跡的に?全選手完走したことに拍手を送りたい。
参加選手は
Aブロック:棚橋、真壁、永田、内藤、バーナード、矢野、高橋、ヒデオ・サイトー、ランス・アーチャー、高山
Bブロック:後藤、天山、井上、アンダーソン、小島、MVP、ストロングマン、ソンブラ、中邑、鈴木みのる
とNOAH勢の参加はないものの、外人や外敵も多くバラエティに富んだ陣容だ。
結局5日後楽園、14日決勝両国をお誘いしたが、両日に欠場する同志の要請で「いつ何時誰の誘いでも受ける」という猪木イズムでお応えして10日の代々木の都合3大会に参戦した。
5日は音響席横のPCの並ぶ(ライバル?!)報道席後ろの席で、TVに映ってしまった。10日はスタンド席の最前列。いつもいい席があてがわれない神保町の書泉グランデで購入した。店員曰く「東京でやり過ぎですよね」だと。そして決勝はスーパージュニア決勝戦の後楽園で社長から会場購入したいつもの2階席だ。
今年は最終日もリーグ戦がある。いつもの前日にリーグ戦が終了し各ブロック上位2名による決勝トーナメント形式をとらなかった。
そのため最終日は各ブロック大混戦で、最終日に決勝戦に望みがあった選手は11人もいた。
その方が消化試合がなくていいのかも知れない。が、見ている方もかなり疲れる。最終日は全試合決勝戦に絡むし昨年のベストバウトのジュニアタッグ戦まである。
今大会は内藤を売り出すはずが開幕から3連敗。しかし帳尻を合わせるかのように生き残った。
Aブロックは12点の棚橋を真壁、永田、内藤、矢野、高山が10点で追う。
Bブロックは後藤、小島、MVP、中邑、鈴木の5人が12点だ。
予想もくそもないが、きっと決勝進出決定戦なしに進むに違いない…と思っていたらその通りの展開になった(苦笑)。勝てば決勝か?という選手がことごとく負けるではないか!
が、いつになく超満員の両国が大盛り上がりに、そう、全盛期のような盛り上がりの雰囲気があった。
決勝は時代のエース内藤をG1の女神に見放され続けた中邑が激闘の末破り初優勝で幕を閉じた。
そういえば代々木大会終了後、菅林社長がいたので声をかけた。
JT「中西選手は大丈夫ですか?」
社長「怪我で休養しています」
JT「(俺は素人じゃないぞ)それは知っていますが、容態が心配です」
社長「もう食事もガンガン食べています。近いうちにビデオレター形式で近況報告を考えています」
JT「是非お願いします」
…とやり取りをした。
来年のG1に復帰してくれれば…。
さぁ、G1の次は8.27だ。
武道館は公約通り3団体の王者トリオ棚橋&諏訪魔&潮﨑結成、“平成のBI砲”武藤&小橋、NO FEAR高山&大森再結成、超重量級曙&浜&森嶋&吉江組等見どころが多い。
対するIGF両国は、2億円ベルト王座戦バーネットvsバンナ、藤波vsミルマスカラス、ブッチャー&シンvs猪木&東洋の巨人??とかなり怪しい感じだし、小川が藤田とやるとかやらないとか(まだ全カード未発表)。
どうせならドームでやっても客は入っただろうが、この日をきっかけに業界が上向くことを切に願うばかりだ。
≪8月5日後楽園≫
【第1試合】ストロングマンvs〇ソンブラ
バットをへし折るパフォーマンスでストロングマン怪力誇示。ソンブラは空中弾で対抗。野人ダンス、リフトアップから場外投げ捨てもバワーボムを丸め込まれストロングマン凡ミス。実は両者ともメキシコCMLL所属対決だった。
【第2試合】〇高橋vsサイトー
多重人格サイトーは平澤として登場。青義軍シャツ脱がされるやサイトーに変貌。ゴング奪い悪党ファイト。レフェリーに手を出すが仇となり、逆に急所攻撃から東京ピンプスで勝利。こちらはCHAOS同士の対決だった。
【第3試合】井上vs〇MVP
握手で始まりグランドの攻防。クリーンファイトからMVP投げっぱなしブレーンバスター、井上トペ、スピアー連発から逆さ押さえ込み。ブレーンバスターは膝げりで回避しジャーマンも永田ロックみたいな、イリバーシブルクライシスにギブ。
【第4試合】アンダーソンvs〇鈴木
「タイチは帰れ、チャッチャッチャチャチャ」コールから両者に大コール。グランドからアンダーソンの低空ドロップキック、場外はみのる優勢、タイチ手を出し帰れコール。みのるアキレス腱、膝固め。舌出しに怒るアンダーソン反撃開始。プランチャからタイチを鉄柵、ガンスタンにはタイチがチャチャ。みのる蘇生しスリーパーで反撃。決め技の透かし合いはみのるが制しゴッチ式パイル決まる。
【第5試合】〇バーナードvsアーチャー
2m級対決は場外客席一周の大迫力。浅見レフェリーが小人に見える。アーチャーはブレーンバスター合戦も制しパワーもある。スタミナ切れたアーチャーに肉弾攻撃食らわすが、のど輪落とし合戦もアーチャーが制す。何とムーンサルトまで繰り出したかバーナードドライバーを食らい惜敗。「ミナサンイッショニ。シンニホンプロレスイチバーン」
【第6試合】永田vs〇矢野
グランドから場外戦に。コーナーマット外し永田を打ち付ける。「ヤノ、トー、ルー」から攻勢も永田膝げりからキック、コーナー打ち付けの波状攻撃。エルボー合戦も永田優勢、矢野も変形反り
投げ。最後はリバースナガタロックⅢが返され返盃で丸め込んでまさかの3カウント!
【第7試合】天山vs〇中邑
手の内の探り合いから天山「シーッ」から手刀、モンゴリアン放つ。天山を場外戦からエプロン据え付けジャンピングニーアタック、コーナーに据え付け膝げりは天山かわしカーフブランディング、モンゴリアン再発射、エルボー合戦からフライングヘッドパット。中邑キックからチンクラッシャー、膝げり、リバースパワーボム。天山体当たりから山嵐、アナコンダバイス!中邑逆十字、天山頭突き、中邑グーパンチから空中ボマイェ、正調ボマイェで激勝。
場内大天山コールで猛牛復活を体感した。
【第8試合】〇真壁vs内藤
内藤いきなりTシャツ脱いだ。内藤の体当たりは効かずドロップキックで場外へ。エプロンでラリアット、さらに体当たりからフェンス攻撃くらい真壁ペース。片逆エビ、コーナーでパンチ。内藤低空ドロップキックから膝に集中攻撃の大反撃。足四の字に捕らえる。真壁ラリアットに活路もコーナーで攻撃中に膝攻撃くらう。フィッシャーマンを返した内藤はジャンピングエルボー、日本海式エビ固め、膝固め、コーナーからフランケン、ジャーマン、ジャンピングエルボーはかわされ真壁逆ジャーマン。パワーボム、ラリアット、スパイダージャーマンからキングコングニー爆発。
【第9試合】〇後藤vs小島
後藤はラリアット封じで場外で小島の右腕壊し。小島連弾チョップから行っちゃうぞエルボー、エルボー合戦からDDT、後藤のムラマサかわし場外へラリアットで墜落。先にリング伺う後藤にマッケンローからエプロンDDT。首に的を絞り攻勢も後藤の牛殺し、雪崩式回天食らう。小島腕へのラリアットから反撃開始。サポーター投げラリアット連発。後藤耐える。頭突きで一矢も両者ダウンから小島攻勢も回転式の裏昇天から昇天改爆発。マイクで「G1のGは後藤のG」で締めた。
≪8月10日代々木第2体育館≫
【第1試合】①高橋vs〇アーチャー
チビvsノッポ。高橋には邪道外道がセコンドにつく。体格差と技でアーチャー攻め込み、外道が竹刀振りかざすとアーチャー攻撃し、竹刀を放り投げる。それを高橋が拾うという絶妙なアシスト。が、のど輪落としからダークデイズ(裏DDT)でアーチャー勝利。
【第2試合】〇矢野vsサイトー
入場してから寝たふりのサイトーを矢野そのまま抑え込むが寝返り打つように3カウント回避。サイトー蘇生し狂乱ファイト。矢野の凶器の金槌にはゴングで防御し「カーン」と鳴らして対抗。カリビアンデスグリップ(コブラクロー)で優位に立つがリング下のファレの青義軍Tシャツに動揺し金的からの鬼殺しに沈む。
【第3試合】〇小島vsソンブラ
オーソドックスな立ち上がり。小島が空中弾をすかしてエプロンでマッケンロー。チョップ連打、行っちゃうぞエルボーで小島ペースもケブラータ食らうとソンブラの猛攻。空中殺法、丸め込みもラリアットかわしきれず。
【第4試合】〇天山vsストロングマン
パワーの差は歴然。ブレーンバスターも持ち上がらずなかなかペースをつかめない。ストロングマンはコーナープレス、パワースラム、野人ダンスからラリアット、アルゼンチンを放つが天山逃げ切り頭突き、モンゴリアンからアナコンダバイス!
【第5試合】井上vs〇鈴木
今日もタイチがセコンドに。みのる余裕で攻め立てる。タイチも絶妙にアシスト。帰れコール起きる。みのる膝、キックからチキンウイング。亘コール。逆十字、フロントスリーパーで劣勢も水車落としで反撃開始。鈴木に差し出されたタイチにプランチャ、みのるを鉄柵、スリーパーは場外へ、エプロンでパイルドライバーはスピアー、井上大攻勢。コーナーへスピアーからジャーマン、スピアーはフロントネックに捕獲された。ロープに逃げたが張り手合戦でみのるが勝ちスリーパーからゴッチ式パイル決まる。
【第6試合】アンダーソンvs〇中邑
静かな立ち上がりも中邑のキックから激しい攻防に。アンダーソン、サポーター外してニードロップ、中邑エプロン据え付け~コーナー据え付けニーアタック。アンダーソン起死回生のライガーボム、セントーン、ガンスタンの波状攻撃。エルボー合戦から中邑スリーパー。ボマイェかわしたアンダーソンはコーナーからガンスタンで勝利目前も最後はグーパンチを起点に後ろから、前からボマイェ発車。
【第7試合】後藤vs〇MVP
握手でスターも手四つのままリング下からリング上に。お互い同じ攻撃で意地の張り合い。後藤プランチャから鉄柵攻撃。MVP上半身裸になるが後藤の猛攻に合う。エルボー合戦から追っかけラリアットはMVPジャンプし連続ジャーマン。ボーリンエルボーからフィッシャーマン、必殺のプレイメーカーは返され、追走ラリアット、牛殺し、後藤の勝ちパターン。が最後はイリバーシブルクライシスにギブ。
【第8試合】〇内藤vs高山
高山太りすぎ。内藤、武藤チックな動きで撹乱するが重いニーリフトから高山ペースに。内藤の反撃もやはりニーリフトからWアーム、逆十字で高山優位に。内藤ジャンピングエルボーからジャーマン。それでもニーリフトで高山仕上げのエベレストジャーマンに行くところを高角度エビ固めで丸め込んだ。
【第9試合】〇棚橋vsバーナード
コール合戦はバーナード優勢。ご機嫌に回転エビ固めまで披露も場外でサマーソルト食らう。が鉄柵に棚橋打ち付け、パワースラム。コーナーの攻防はお互いかわすが、怪力バーナードが全力でコーナーに投げる。逆エビ固めを長時間かけるが棚橋のコブラツイストに切り返される。棚橋エルボー弾、ドラスク、スリングブレイドもバーナードのボルドーボム食らう。仕上げのハイフライを背中に命中するが続いて放った表は返される。最後はもつれたが回転十字架固めで丸め込んだ。最後は明日の告知「ぜひ、ぜひ、ぜひ、ぜひ、ぜひ…明日も来てください!」からエアギターと愛してま~す、で締めた。試合後も「どうぞ1階に降りてきて下さい」と観客を招き入れファンと触れ合いながら盛り上げて退場した。
≪8月14日両国国技館≫
【第1試合】永田vs〇サイトー
青義軍師弟対決。サイトーの入場テーマ曲が延々と流れるが中々来ない。モニターには永田を絞首刑にする姿が映し出される。そのままロープに吊るされる。ようやくリングインしゴング。バックドロップで目覚めた永田はキックの嵐もサイトー立ち上がる。白目式腕折りまで繰り出すがカリビアンデスグリップで3カウント!試合後暴れるサイトーに永田が青義の毒霧噴射。永田脱落。
【第2試合】〇バーナードvs矢野
昨日棚橋破り大声援を受け勢いに乗る矢野はいきなり水攻撃。場外で高橋広夢の髪をハサミで切るとバーナードハサミ奪い矢野の髪を切る。矢野は場外でバーナードの腕をテーピングで固定しリングアウト勝ちを狙うが広夢が救出。抑え込まれてカウント返したバーナードが矢野をプッシュするやレフェリーに乗っかった。矢野はマイ赤椅子を取るがバーナード取り上げたところを蘇生したレフェリーのチェックに合う。急所攻撃の攻防からバーナードドライバーで勝利。マイクで「ミナサンイッショニ、シンニホンプロレスイチバーン!」矢野脱落。
【第3試合】〇アーチャーvs高山
日米2m級対決。オーソドックスな立ち上がりも体当たり合戦、手四つから力比べ、16文?キック合戦。優位に立ったアーチャーはマウントパンチ、エルボー、背中にパンチ。高山Wアームで反撃しようとするものど輪落とし、ムーンサルトからダークデイズ(裏DDT)で完勝。元気なく高山脱落。
【第4試合】真壁vs〇高橋
ゴング前に高橋が襲いかかるがすぐに立て直す。場外で外道が竹刀振りかざすや真壁睨み付ける。がその後の場外で竹刀食らった。コーナーからギロチンも真壁反撃。外道にも一撃。高橋ラリアットも真壁必勝パターンのスパイダージャーマンからキングコングニーの体勢に。そこに外道が一撃し雪崩式フロントスープレックスから最後は東京ピンプスで大勝利。真壁脱落。
【第5試合】⑤棚橋vs〇内藤
両者に大応援合戦から内藤スパーク。場外でドロップキック、ジャーマン繰り出すが棚橋の足ドラスク食らう。棚橋ハイフライは内藤が下からドロップキック、雪崩式フランケンも棚橋返すして逆に丸め込む。最後はもつれ合いも内藤、変形グラウンドコブラツイスト「ポルボ・デ・エストレージャ」で王者を丸め込んだ!内藤決勝戦進出。
【第6試合】後藤vs〇ストロングマン
ストロングマン今日もバット折り披露。パワーの差は歴然も場外で後藤ペース握る。負傷している?左腕に攻撃仕掛けるがパワーで返す。ストロングマン野人攻撃仕掛けるがアームロック地獄にはまる。かけられたまま強引にパワーで返す。後藤攻め立て昇天の体勢に。しかし踏ん張り昨日に続くブロックバスターで3カウント!後藤脱落。
【第7試合】〇アンダーソンvsMVP
試合巧者同士互いにすかしあう。場外ではMVPが優勢。ボーリンエルボーもアンダーソン、コーナーからガンスタン。2発目は返されジャーマン6連発。MVPのプレイメーカー返してランニングガンスタンで激勝。握手で始まり握手で幕。MVP脱落。
【第8試合】〇天山vs小島
因縁のライバル対決。館内異様に盛り上がる。天山コールが凄まじい。モンゴリアン3連打はDDTに切り返される。天山エプロンでラリアットくらいカウント18でリングイン。チョップ連打から行っちゃうぞエルボー、エルボー合戦は頭突きで返してお返しチョップからモンゴリアン、カーフブランディング、ブレーンバスター決めるもフライングヘッドパットは自爆。小島ファイナルカットからコジコジカッター。天山ニールキックからアナコンダバイス、TTDから解禁したムーンサルト狙うが小島の雪崩式コジコジカッター食らう。サポーター外したラリアットはモンゴリアンではたき落とすが左のラリアット食らう。仕上げのラリアットはジャンピングネックブリーカーからのアナコンダバイス!最後はTTD炸裂大勝利。場内天山が優勝したかのような大興奮。小島脱落。
【第9試合】〇中邑vs鈴木
「かっぜにぃなれ~」でお約束のセコンドを蹴り飛ばし鈴木入場。
手の内の探り合いからグランドの攻防。場外で中邑をフェンスに叩きつける。タイチが乱入。「タイチは帰れ、チャッチャッチャチャチャ」から帰れコール。エプロンで鈴木の腕十字、背中にキック、フェィスロック、膝げり。中邑蘇生し膝げりからタイチにグーパンチ。そこを後ろからスリーパー、フロントスリーパーの連続攻撃に中邑悶絶。ロープに逃げハイ、ミドルキックからコーナーニーアタック。張り合いからグーパンチ、スリーパー掛け合いは鈴木のカウンター膝げり食らう。スリーパーからゴッチ式パイルは回避。逆落としは着地して耐え、飛びつき逆十字からボマイェ爆発。
【第10試合】IWGPジュニアタッグ戦:〇デヴィット・田口vs飯伏・●オメガ
握手と見せかけ挑戦者が仕掛けるがコーナーダイブは二人ともかわし逆にWトペコンを鮮やかに決める。オメガ捕まるが水面蹴りで脱出。飯伏とデウ゛ィットに連携空中殺法を見舞い力業ブレーンバスター披露。デウ゛ィット捕まりなかなかタッチできずもバック転キックで脱出。田口背面エルボー、2人相手にWDDTと奮闘も飯伏の華麗な空中弾食らう。デウ゛ィットコーナー最上段からオメガにブレーンバスター。4人入り乱れ全員ダウンから挑戦者Wムーンサルト、空中弾、連携技食らう。ブラックホールバケーション、どどんとフットスタンプの合体技、田口アシストしてのブラッディサンデーで激勝!これ以上ない合体連携で6度目の防衛。
【第11試合】G1決勝戦:内藤vs〇中邑
両者に声援が飛び交うなかオーソドックスな立ち上がり。中邑のラフ殺法からスパークし内藤飛び技で反撃。が場外でボマイェ、エプロンニーアタックで中邑ペースに。内藤を足げにして中邑にブーイング。内藤ネックブリーカー、中邑膝げり、内藤水面蹴りからミ
サイルキック。内藤ニークラッシャーから膝へミサイルキック、足にキーロック、膝裏にキックからニークラッシャーと徹底したボマイェ封じ。再度ニークラッシャー狙うが中邑膝を蹴りあげコーナーニーアタック。ボディへ膝連打から裏パワースラムと内藤追い込まれる。雪崩式裏パワースラムからボマイェは低空ドロップキックで回避。中邑ジャーマンは内藤立って回避。内藤ジャーマンからカナディアンバックブリーカー。中邑スターダストプレスをかわし後頭部へボマイェ。エルボー合戦から粘りに粘る内藤のジャンピング弾を膝で迎撃しボマイェ爆発。初戴冠!
表彰式で喜びを爆発させ、「ありがとう」連発から「一番スゲーのはプロレスなんだよ!」で締め。G1トロフィを持ち出し棚橋バリ
にファンと喜びを分かち合いながら退場した。
あれっ?賞金の大パネルがないし、各マスコミの賞もなかったぞ?
以上
「日本の夏、G1の夏」「日本の夏の風物詩」・・・って毎年このフレーズで書き始めているが(ここまでコピペ:笑)、今年は「G1といえば夏、夏といえばG1」と会場のVTRで流していた(逆だったかも)。
何と今年で21回目である。
夏が来ればG1、G1が来れば夏、という「あぁ、今年もこの季節が来たなぁ」と思うものである。
「そりゃ当然だろ?」という貴兄、いやいや今年の夏も裏切らずに開催されたことは大変ありがたや、である。
今年は震災の影響で夏のイベントが中止になったり延期になった。
私の大お勧めの江戸川区花火大会も東京湾大華火大会も中止だし、隅田川花火大会はよりによって8.27に延期になったので見に行けない(えっ?みんな花火大会じゃないか?)。
もちろん全国を巡業する興行だから震災や節電、放射能汚染等の影響も受けにくい各地で開催すれば中止も延期もないだろう、ということになるが、何と今回は思いっきり都内偏重興行になった。
今年は : 福岡-福岡-後楽園-愛知-大阪-横浜―代々木-代々木-後楽園-両国
と10大会あるとはいえ実に5.5大会が都内だ(横浜を0.5として)
2008年 : 愛知-横浜-後楽園-大阪-大阪-両国-両国 : 3.5大会
2009年 : 広島-大阪-大阪-横浜-後楽園-愛知-両国-両国 : 3.5大会
2010年 : 後楽園-大阪-愛知-横浜-仙台-後楽園-両国-両国 : 4.5大会
と徐々に都内大会が増えてきたわけだ。
その昔は両国7連戦とか開催した実績があるが、時代が違いすぎる(確か最終日の前の日に決勝戦をやったような)。
このJTですら3回しか行っていないのだ(えっ行き過ぎ??)。
恐らく都内の一般参戦ファンは本当は全大会制覇したいのだろうけど(えっそんなこともない?)、帰省や旅行、予算の都合や体裁を考えたりと、せいぜい2回行けばいい方だろう。
そのせいで代々木大会はスカスカだった。もし後楽園ならもっと入ったと思うが、新日ファンに馴染みのない代々木はやはり苦戦した。王者棚橋が代々木の初日に「ぜひ、ぜひ、ぜひ、ぜひ、ぜひ…明日も来て下さい」と懇願しても1,500人→1,800人だった(推定キャパ3,000人)。
逆にいつもスカスカスカの決勝前の両国大会が今年は後楽園になったこともあり、最終日両国はかなり入っていた。
この決断は勇気がいったと思う。
「G1=両国」というイメージがあったが、何年か前に3連戦を2連戦にし、今年は1回のみ。
これは何とかならないものか。かくいうJTも決勝前日参戦はほぼ欠場してきたが…。
ただ、都内偏重は今年はいい決断だった。
あの中西が試合中に倒れた。
「G1には魔物が棲んでいる」といわれるように、毎年途中欠場や怪我人がつきものだ。ただでさえ過酷なリーグ戦、しかも今年は過去最大の20戦士が参戦だ。選手のコンディションを考えると過酷な巡業はよろしくない。
けど奇跡的に?全選手完走したことに拍手を送りたい。
参加選手は
Aブロック:棚橋、真壁、永田、内藤、バーナード、矢野、高橋、ヒデオ・サイトー、ランス・アーチャー、高山
Bブロック:後藤、天山、井上、アンダーソン、小島、MVP、ストロングマン、ソンブラ、中邑、鈴木みのる
とNOAH勢の参加はないものの、外人や外敵も多くバラエティに富んだ陣容だ。
結局5日後楽園、14日決勝両国をお誘いしたが、両日に欠場する同志の要請で「いつ何時誰の誘いでも受ける」という猪木イズムでお応えして10日の代々木の都合3大会に参戦した。
5日は音響席横のPCの並ぶ(ライバル?!)報道席後ろの席で、TVに映ってしまった。10日はスタンド席の最前列。いつもいい席があてがわれない神保町の書泉グランデで購入した。店員曰く「東京でやり過ぎですよね」だと。そして決勝はスーパージュニア決勝戦の後楽園で社長から会場購入したいつもの2階席だ。
今年は最終日もリーグ戦がある。いつもの前日にリーグ戦が終了し各ブロック上位2名による決勝トーナメント形式をとらなかった。
そのため最終日は各ブロック大混戦で、最終日に決勝戦に望みがあった選手は11人もいた。
その方が消化試合がなくていいのかも知れない。が、見ている方もかなり疲れる。最終日は全試合決勝戦に絡むし昨年のベストバウトのジュニアタッグ戦まである。
今大会は内藤を売り出すはずが開幕から3連敗。しかし帳尻を合わせるかのように生き残った。
Aブロックは12点の棚橋を真壁、永田、内藤、矢野、高山が10点で追う。
Bブロックは後藤、小島、MVP、中邑、鈴木の5人が12点だ。
予想もくそもないが、きっと決勝進出決定戦なしに進むに違いない…と思っていたらその通りの展開になった(苦笑)。勝てば決勝か?という選手がことごとく負けるではないか!
が、いつになく超満員の両国が大盛り上がりに、そう、全盛期のような盛り上がりの雰囲気があった。
決勝は時代のエース内藤をG1の女神に見放され続けた中邑が激闘の末破り初優勝で幕を閉じた。
そういえば代々木大会終了後、菅林社長がいたので声をかけた。
JT「中西選手は大丈夫ですか?」
社長「怪我で休養しています」
JT「(俺は素人じゃないぞ)それは知っていますが、容態が心配です」
社長「もう食事もガンガン食べています。近いうちにビデオレター形式で近況報告を考えています」
JT「是非お願いします」
…とやり取りをした。
来年のG1に復帰してくれれば…。
さぁ、G1の次は8.27だ。
武道館は公約通り3団体の王者トリオ棚橋&諏訪魔&潮﨑結成、“平成のBI砲”武藤&小橋、NO FEAR高山&大森再結成、超重量級曙&浜&森嶋&吉江組等見どころが多い。
対するIGF両国は、2億円ベルト王座戦バーネットvsバンナ、藤波vsミルマスカラス、ブッチャー&シンvs猪木&東洋の巨人??とかなり怪しい感じだし、小川が藤田とやるとかやらないとか(まだ全カード未発表)。
どうせならドームでやっても客は入っただろうが、この日をきっかけに業界が上向くことを切に願うばかりだ。
≪8月5日後楽園≫
【第1試合】ストロングマンvs〇ソンブラ
バットをへし折るパフォーマンスでストロングマン怪力誇示。ソンブラは空中弾で対抗。野人ダンス、リフトアップから場外投げ捨てもバワーボムを丸め込まれストロングマン凡ミス。実は両者ともメキシコCMLL所属対決だった。
【第2試合】〇高橋vsサイトー
多重人格サイトーは平澤として登場。青義軍シャツ脱がされるやサイトーに変貌。ゴング奪い悪党ファイト。レフェリーに手を出すが仇となり、逆に急所攻撃から東京ピンプスで勝利。こちらはCHAOS同士の対決だった。
【第3試合】井上vs〇MVP
握手で始まりグランドの攻防。クリーンファイトからMVP投げっぱなしブレーンバスター、井上トペ、スピアー連発から逆さ押さえ込み。ブレーンバスターは膝げりで回避しジャーマンも永田ロックみたいな、イリバーシブルクライシスにギブ。
【第4試合】アンダーソンvs〇鈴木
「タイチは帰れ、チャッチャッチャチャチャ」コールから両者に大コール。グランドからアンダーソンの低空ドロップキック、場外はみのる優勢、タイチ手を出し帰れコール。みのるアキレス腱、膝固め。舌出しに怒るアンダーソン反撃開始。プランチャからタイチを鉄柵、ガンスタンにはタイチがチャチャ。みのる蘇生しスリーパーで反撃。決め技の透かし合いはみのるが制しゴッチ式パイル決まる。
【第5試合】〇バーナードvsアーチャー
2m級対決は場外客席一周の大迫力。浅見レフェリーが小人に見える。アーチャーはブレーンバスター合戦も制しパワーもある。スタミナ切れたアーチャーに肉弾攻撃食らわすが、のど輪落とし合戦もアーチャーが制す。何とムーンサルトまで繰り出したかバーナードドライバーを食らい惜敗。「ミナサンイッショニ。シンニホンプロレスイチバーン」
【第6試合】永田vs〇矢野
グランドから場外戦に。コーナーマット外し永田を打ち付ける。「ヤノ、トー、ルー」から攻勢も永田膝げりからキック、コーナー打ち付けの波状攻撃。エルボー合戦も永田優勢、矢野も変形反り
投げ。最後はリバースナガタロックⅢが返され返盃で丸め込んでまさかの3カウント!
【第7試合】天山vs〇中邑
手の内の探り合いから天山「シーッ」から手刀、モンゴリアン放つ。天山を場外戦からエプロン据え付けジャンピングニーアタック、コーナーに据え付け膝げりは天山かわしカーフブランディング、モンゴリアン再発射、エルボー合戦からフライングヘッドパット。中邑キックからチンクラッシャー、膝げり、リバースパワーボム。天山体当たりから山嵐、アナコンダバイス!中邑逆十字、天山頭突き、中邑グーパンチから空中ボマイェ、正調ボマイェで激勝。
場内大天山コールで猛牛復活を体感した。
【第8試合】〇真壁vs内藤
内藤いきなりTシャツ脱いだ。内藤の体当たりは効かずドロップキックで場外へ。エプロンでラリアット、さらに体当たりからフェンス攻撃くらい真壁ペース。片逆エビ、コーナーでパンチ。内藤低空ドロップキックから膝に集中攻撃の大反撃。足四の字に捕らえる。真壁ラリアットに活路もコーナーで攻撃中に膝攻撃くらう。フィッシャーマンを返した内藤はジャンピングエルボー、日本海式エビ固め、膝固め、コーナーからフランケン、ジャーマン、ジャンピングエルボーはかわされ真壁逆ジャーマン。パワーボム、ラリアット、スパイダージャーマンからキングコングニー爆発。
【第9試合】〇後藤vs小島
後藤はラリアット封じで場外で小島の右腕壊し。小島連弾チョップから行っちゃうぞエルボー、エルボー合戦からDDT、後藤のムラマサかわし場外へラリアットで墜落。先にリング伺う後藤にマッケンローからエプロンDDT。首に的を絞り攻勢も後藤の牛殺し、雪崩式回天食らう。小島腕へのラリアットから反撃開始。サポーター投げラリアット連発。後藤耐える。頭突きで一矢も両者ダウンから小島攻勢も回転式の裏昇天から昇天改爆発。マイクで「G1のGは後藤のG」で締めた。
≪8月10日代々木第2体育館≫
【第1試合】①高橋vs〇アーチャー
チビvsノッポ。高橋には邪道外道がセコンドにつく。体格差と技でアーチャー攻め込み、外道が竹刀振りかざすとアーチャー攻撃し、竹刀を放り投げる。それを高橋が拾うという絶妙なアシスト。が、のど輪落としからダークデイズ(裏DDT)でアーチャー勝利。
【第2試合】〇矢野vsサイトー
入場してから寝たふりのサイトーを矢野そのまま抑え込むが寝返り打つように3カウント回避。サイトー蘇生し狂乱ファイト。矢野の凶器の金槌にはゴングで防御し「カーン」と鳴らして対抗。カリビアンデスグリップ(コブラクロー)で優位に立つがリング下のファレの青義軍Tシャツに動揺し金的からの鬼殺しに沈む。
【第3試合】〇小島vsソンブラ
オーソドックスな立ち上がり。小島が空中弾をすかしてエプロンでマッケンロー。チョップ連打、行っちゃうぞエルボーで小島ペースもケブラータ食らうとソンブラの猛攻。空中殺法、丸め込みもラリアットかわしきれず。
【第4試合】〇天山vsストロングマン
パワーの差は歴然。ブレーンバスターも持ち上がらずなかなかペースをつかめない。ストロングマンはコーナープレス、パワースラム、野人ダンスからラリアット、アルゼンチンを放つが天山逃げ切り頭突き、モンゴリアンからアナコンダバイス!
【第5試合】井上vs〇鈴木
今日もタイチがセコンドに。みのる余裕で攻め立てる。タイチも絶妙にアシスト。帰れコール起きる。みのる膝、キックからチキンウイング。亘コール。逆十字、フロントスリーパーで劣勢も水車落としで反撃開始。鈴木に差し出されたタイチにプランチャ、みのるを鉄柵、スリーパーは場外へ、エプロンでパイルドライバーはスピアー、井上大攻勢。コーナーへスピアーからジャーマン、スピアーはフロントネックに捕獲された。ロープに逃げたが張り手合戦でみのるが勝ちスリーパーからゴッチ式パイル決まる。
【第6試合】アンダーソンvs〇中邑
静かな立ち上がりも中邑のキックから激しい攻防に。アンダーソン、サポーター外してニードロップ、中邑エプロン据え付け~コーナー据え付けニーアタック。アンダーソン起死回生のライガーボム、セントーン、ガンスタンの波状攻撃。エルボー合戦から中邑スリーパー。ボマイェかわしたアンダーソンはコーナーからガンスタンで勝利目前も最後はグーパンチを起点に後ろから、前からボマイェ発車。
【第7試合】後藤vs〇MVP
握手でスターも手四つのままリング下からリング上に。お互い同じ攻撃で意地の張り合い。後藤プランチャから鉄柵攻撃。MVP上半身裸になるが後藤の猛攻に合う。エルボー合戦から追っかけラリアットはMVPジャンプし連続ジャーマン。ボーリンエルボーからフィッシャーマン、必殺のプレイメーカーは返され、追走ラリアット、牛殺し、後藤の勝ちパターン。が最後はイリバーシブルクライシスにギブ。
【第8試合】〇内藤vs高山
高山太りすぎ。内藤、武藤チックな動きで撹乱するが重いニーリフトから高山ペースに。内藤の反撃もやはりニーリフトからWアーム、逆十字で高山優位に。内藤ジャンピングエルボーからジャーマン。それでもニーリフトで高山仕上げのエベレストジャーマンに行くところを高角度エビ固めで丸め込んだ。
【第9試合】〇棚橋vsバーナード
コール合戦はバーナード優勢。ご機嫌に回転エビ固めまで披露も場外でサマーソルト食らう。が鉄柵に棚橋打ち付け、パワースラム。コーナーの攻防はお互いかわすが、怪力バーナードが全力でコーナーに投げる。逆エビ固めを長時間かけるが棚橋のコブラツイストに切り返される。棚橋エルボー弾、ドラスク、スリングブレイドもバーナードのボルドーボム食らう。仕上げのハイフライを背中に命中するが続いて放った表は返される。最後はもつれたが回転十字架固めで丸め込んだ。最後は明日の告知「ぜひ、ぜひ、ぜひ、ぜひ、ぜひ…明日も来てください!」からエアギターと愛してま~す、で締めた。試合後も「どうぞ1階に降りてきて下さい」と観客を招き入れファンと触れ合いながら盛り上げて退場した。
≪8月14日両国国技館≫
【第1試合】永田vs〇サイトー
青義軍師弟対決。サイトーの入場テーマ曲が延々と流れるが中々来ない。モニターには永田を絞首刑にする姿が映し出される。そのままロープに吊るされる。ようやくリングインしゴング。バックドロップで目覚めた永田はキックの嵐もサイトー立ち上がる。白目式腕折りまで繰り出すがカリビアンデスグリップで3カウント!試合後暴れるサイトーに永田が青義の毒霧噴射。永田脱落。
【第2試合】〇バーナードvs矢野
昨日棚橋破り大声援を受け勢いに乗る矢野はいきなり水攻撃。場外で高橋広夢の髪をハサミで切るとバーナードハサミ奪い矢野の髪を切る。矢野は場外でバーナードの腕をテーピングで固定しリングアウト勝ちを狙うが広夢が救出。抑え込まれてカウント返したバーナードが矢野をプッシュするやレフェリーに乗っかった。矢野はマイ赤椅子を取るがバーナード取り上げたところを蘇生したレフェリーのチェックに合う。急所攻撃の攻防からバーナードドライバーで勝利。マイクで「ミナサンイッショニ、シンニホンプロレスイチバーン!」矢野脱落。
【第3試合】〇アーチャーvs高山
日米2m級対決。オーソドックスな立ち上がりも体当たり合戦、手四つから力比べ、16文?キック合戦。優位に立ったアーチャーはマウントパンチ、エルボー、背中にパンチ。高山Wアームで反撃しようとするものど輪落とし、ムーンサルトからダークデイズ(裏DDT)で完勝。元気なく高山脱落。
【第4試合】真壁vs〇高橋
ゴング前に高橋が襲いかかるがすぐに立て直す。場外で外道が竹刀振りかざすや真壁睨み付ける。がその後の場外で竹刀食らった。コーナーからギロチンも真壁反撃。外道にも一撃。高橋ラリアットも真壁必勝パターンのスパイダージャーマンからキングコングニーの体勢に。そこに外道が一撃し雪崩式フロントスープレックスから最後は東京ピンプスで大勝利。真壁脱落。
【第5試合】⑤棚橋vs〇内藤
両者に大応援合戦から内藤スパーク。場外でドロップキック、ジャーマン繰り出すが棚橋の足ドラスク食らう。棚橋ハイフライは内藤が下からドロップキック、雪崩式フランケンも棚橋返すして逆に丸め込む。最後はもつれ合いも内藤、変形グラウンドコブラツイスト「ポルボ・デ・エストレージャ」で王者を丸め込んだ!内藤決勝戦進出。
【第6試合】後藤vs〇ストロングマン
ストロングマン今日もバット折り披露。パワーの差は歴然も場外で後藤ペース握る。負傷している?左腕に攻撃仕掛けるがパワーで返す。ストロングマン野人攻撃仕掛けるがアームロック地獄にはまる。かけられたまま強引にパワーで返す。後藤攻め立て昇天の体勢に。しかし踏ん張り昨日に続くブロックバスターで3カウント!後藤脱落。
【第7試合】〇アンダーソンvsMVP
試合巧者同士互いにすかしあう。場外ではMVPが優勢。ボーリンエルボーもアンダーソン、コーナーからガンスタン。2発目は返されジャーマン6連発。MVPのプレイメーカー返してランニングガンスタンで激勝。握手で始まり握手で幕。MVP脱落。
【第8試合】〇天山vs小島
因縁のライバル対決。館内異様に盛り上がる。天山コールが凄まじい。モンゴリアン3連打はDDTに切り返される。天山エプロンでラリアットくらいカウント18でリングイン。チョップ連打から行っちゃうぞエルボー、エルボー合戦は頭突きで返してお返しチョップからモンゴリアン、カーフブランディング、ブレーンバスター決めるもフライングヘッドパットは自爆。小島ファイナルカットからコジコジカッター。天山ニールキックからアナコンダバイス、TTDから解禁したムーンサルト狙うが小島の雪崩式コジコジカッター食らう。サポーター外したラリアットはモンゴリアンではたき落とすが左のラリアット食らう。仕上げのラリアットはジャンピングネックブリーカーからのアナコンダバイス!最後はTTD炸裂大勝利。場内天山が優勝したかのような大興奮。小島脱落。
【第9試合】〇中邑vs鈴木
「かっぜにぃなれ~」でお約束のセコンドを蹴り飛ばし鈴木入場。
手の内の探り合いからグランドの攻防。場外で中邑をフェンスに叩きつける。タイチが乱入。「タイチは帰れ、チャッチャッチャチャチャ」から帰れコール。エプロンで鈴木の腕十字、背中にキック、フェィスロック、膝げり。中邑蘇生し膝げりからタイチにグーパンチ。そこを後ろからスリーパー、フロントスリーパーの連続攻撃に中邑悶絶。ロープに逃げハイ、ミドルキックからコーナーニーアタック。張り合いからグーパンチ、スリーパー掛け合いは鈴木のカウンター膝げり食らう。スリーパーからゴッチ式パイルは回避。逆落としは着地して耐え、飛びつき逆十字からボマイェ爆発。
【第10試合】IWGPジュニアタッグ戦:〇デヴィット・田口vs飯伏・●オメガ
握手と見せかけ挑戦者が仕掛けるがコーナーダイブは二人ともかわし逆にWトペコンを鮮やかに決める。オメガ捕まるが水面蹴りで脱出。飯伏とデウ゛ィットに連携空中殺法を見舞い力業ブレーンバスター披露。デウ゛ィット捕まりなかなかタッチできずもバック転キックで脱出。田口背面エルボー、2人相手にWDDTと奮闘も飯伏の華麗な空中弾食らう。デウ゛ィットコーナー最上段からオメガにブレーンバスター。4人入り乱れ全員ダウンから挑戦者Wムーンサルト、空中弾、連携技食らう。ブラックホールバケーション、どどんとフットスタンプの合体技、田口アシストしてのブラッディサンデーで激勝!これ以上ない合体連携で6度目の防衛。
【第11試合】G1決勝戦:内藤vs〇中邑
両者に声援が飛び交うなかオーソドックスな立ち上がり。中邑のラフ殺法からスパークし内藤飛び技で反撃。が場外でボマイェ、エプロンニーアタックで中邑ペースに。内藤を足げにして中邑にブーイング。内藤ネックブリーカー、中邑膝げり、内藤水面蹴りからミ
サイルキック。内藤ニークラッシャーから膝へミサイルキック、足にキーロック、膝裏にキックからニークラッシャーと徹底したボマイェ封じ。再度ニークラッシャー狙うが中邑膝を蹴りあげコーナーニーアタック。ボディへ膝連打から裏パワースラムと内藤追い込まれる。雪崩式裏パワースラムからボマイェは低空ドロップキックで回避。中邑ジャーマンは内藤立って回避。内藤ジャーマンからカナディアンバックブリーカー。中邑スターダストプレスをかわし後頭部へボマイェ。エルボー合戦から粘りに粘る内藤のジャンピング弾を膝で迎撃しボマイェ爆発。初戴冠!
表彰式で喜びを爆発させ、「ありがとう」連発から「一番スゲーのはプロレスなんだよ!」で締め。G1トロフィを持ち出し棚橋バリ
にファンと喜びを分かち合いながら退場した。
あれっ?賞金の大パネルがないし、各マスコミの賞もなかったぞ?
以上